日馬富士の引退劇から学べる教訓

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関取たちの暴行騒動が動きましたね。日馬富士は引退ということになりました。白鵬が言っていた「日馬富士も貴ノ岩も土俵に上げたい」というのは叶わぬことになってしまいました。

結局闇の中ということ?

いろんな関係者が事業聴取に応じているということですが、警察と相撲協会の両方に聞き取りがあってとても複雑ですね。なかでも一番興味深かったのは、貴乃花親方が警察に届け出たら、協会が「アンタ、何してくれてんの?」という態度を取ってきたということです。憶測はいけませんが、これって明らかにもみ消そうとしたんじゃないか? と思ってしまいました。

昨日のテレビニュースでもやっていましたね。「親方世代は竹刀とかでボッコボコにされながら稽古をしてきたことを誇らしげに語るから、今後も暴力が消えることはない」とは関係者からの談話があったそうです。なんか、日本の学校の部活にも同じことがありましたね。「昔はこうだったから、今も同じなのは当たり前だろう」という先輩(コーチ? 監督?)の傲慢な姿勢。

僕は体育会系ではないので理不尽な上下関係は苦手です。しかも、暴力でコミュニケーションを図ろうとするのは、僕にはあんまり思い浮かびません。

最近特にもみ消しがバレているじゃないですか

つい最近は、東レでしたっけ? 神戸製鋼に日産、スバルと。このうちどれがもみ消しに走って失敗した企業か忘れてしまいましたが、明るみに出るのはだいたいが内部告発と言われています。やっぱり悪いことはできないのです。

僕は仕事柄、モノづくり企業に伺うことが多く、いろんな工場の見学をさせていただく機会もあります。そのたびにモノづくりへの誠実な姿勢に出会い、日本のモノづくりのクオリティの高さを誇らしく思うのですが、大企業がこれじゃ頑張っている企業が浮かばれません。

「この会社の名前、聞いたことがある」というところのほとんどは、地方の小さな無数のモノづくり企業に支えられているのですが、海外から、日本のもの=粗悪品 と思われてしまうと、小さな会社は吹っ飛んでしまうかもしれません…。

話を元に戻しますが、今日の日馬富士引退は協会の姿勢をかばったものに、僕の目には映りました。確かに暴力はいけない。でも部下の不祥事を上司(ここでは協会)がフォローし、正しく導くことが協会の取るべき道だったのでは、と思いました。

日本の国技、相撲。日本のモノづくりと同様にこれも誇りある伝統的な文化だと思いますが、同じくして関係者の手によって劣化にさらされてしまうのでしょうか。