スパイ映画に出てきそうなことが、現実になろうとしていた

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アメリカ軍はミズーリ州(北アメリカ大陸の中西部)のフォート・レナード・ウッド陸軍基地からハイクビジョン製の監視カメラを撤去した、というニュースを最近見ました。ハイクビジョン社は「杭州海康威視数字技術」と書く中国政府が管轄する国有企業なんですが、どうもトランプさんは中国やロシアなんかがお好きじゃないようですね。

そのため、その会社が製造する監視カメラを通じてアメリカ軍の情報が中国に収集され利用されるかもしれないということが指摘されていて、今回の撤去に踏み切ったというわけです。

こういうシーンは、ミッション・インポッシブルなどのハリウッド映画や、最近の日本の刑事ドラマなんかでも見たことがあります。施設のいたるところに設置されているカメラがハッキングされちゃって使い物にならなくなってしまったり、パソコンに内蔵しているカメラを通じて私生活をのぞかれてしまったり。おお怖い!

でも、アメリカ軍はマジメにこの可能性を分析していて、この結果に踏み切ったのでしょう。「こんなのSFだよ!」と言っていると、本当に機器が乗っ取られてしまうかもしれません。軍だけでなく、アメリカ国土安全保障省(DHS)もカメラの一部がハッキングされるんじゃないか、ということを通達していたようです。

僕たちに身近なモノまで規制するみたいです

これらの記事では、「軍関係の機材」が中心に報じられていたので、あんまり僕たちとは関係なかったのですが実は以下のようなものまで規制が入りました。

★ファーウェイのスマートフォン
★ZTEのスマートフォン
★カスペルスキーのセキュリティソフト

ZTEのスマホはあんまりなじみがないかもしれませんが、ファーウェイ(HUAWEI 華為技術)は日本にも多く流通している出荷台数・シェアともに世界3位に躍進したメーカーなので知っている人はいっぱいいることでしょう。ライカのレンズを搭載していて、とてもキレイな写真が撮れる機種があることでも有名ですね。

スペルスキーのセキュリティソフトは、もう何年も前から日本の家電量販店とかで売られている緑色のパッケージのやつです。セキュリティソフトはいろいろありますが、これを導入している人も多いんじゃないでしょうか。その、僕らの生活に浸透いている製品までもがアメリカに目をつけられているのです。

ファーウェイのスマートフォンは、アメリカの通信会社では大手のAT&T社から販売する予定だったものが中止されました。また、「中国メーカーのスマホを使うんじゃない!」という法律を作る動きまで出てきましたね。

カメラだけじゃない。気をつけた方がいいもの

ミッション・インポッシブルなんかのスパイ映画は、昔のアメリカとロシア(昔はソビエト連邦という)の冷戦(ざっくり言うと情報戦争)を根拠に作られていますが、映画の中の世界が僕たちの日常のすぐ近くにまで来たということなんでしょうかね。

まあ、某国製のパソコンも「ユーザーがどんな使い方をしているかをスキャンするソフトが仕込まれている」とウワサされていたりもするので、僕も日本で作られた日本メーカーのパソコンに切り替えようかマジで検討しているところです(今はMacユーザー)。