子どもたちに渡すお年玉の相場っていくらなんだ?

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三井住友カード社が調査したところによると、「親が子どもにあげてもいいお年玉の額」と「子どもが親からもらいたいお年玉の額」は結構大きな谷間があったということがわかったそうです。僕にはあんまり縁がなくなったお年玉ですが、年明けを迎える前に考えてみました。

多くのお子さまたちは「正月なんだからおカネいっぱいもらえる!」と思っている

子どもが「これくらい欲しい!」と思っているお年玉の金額/2万978円

親が「これくらいならあげてもいい」と思うお年玉の金額/1万2969円

約8000円くらいの開きがありますね。子どもたちはなんで「2万円!」と答えたのかわかりませんが、親たちは「せっかくあげても、すぐムダ遣いしそうだから」と額が低いのだそうです。でも、ムダ遣いする子どもは最初からいるとは思いませんね。むしろそういう親の姿を見て「おカネ、あったらすぐに使っちゃう! 物欲を満たすことこそ正義!」という知識を身につけるのではなかろうかと僕は思いますが。

で、子どもたちはお年玉をもらったらどうするのかというと、

おもちゃ・ゲーム がダントツ1位で 60.1% !!

2位の貯金(19.6%)を大きく突き放しています。でも、ちゃんと「貯金する!」っていう子もいるんですね。これも親の影響だと思います。

自分は浪費するのに、子どもの「これ買って〜」には即刻「NO!」な親御さんたち。このように子どもたちにおカネをあげる機会に直面するたびに「子どもにおカネの教育をしなければ」と思うらしいです。

でも、なぜ大人たちは子どもたちにお金について教えてあげられないのでしょうか。それは、「自分たちも満足のいくような教育を受けてこなかったから」に尽きると思います。

僕だって両親から教えられたことは数少ないですが、「カネは貸すな借りるな。すぐ借りようとする友だちは、もはや友だちではない。単なる便利屋としか思っていないだろう」と強烈なことを幼少の頃から言われてきました。でもこれってとても真理を突いていて現代を生き抜くのに大事なことだと思い、親に大変感謝しています!

あと、子どもたちが無邪気に高額なお年玉をもらえるだろう、と漠然に考えてしまう背景には「日本の1万円という価値は、どのような労働によって生まれるのだろう?」ということ考えるチャンスに乏しいからだと思います。1万円の原価はみなさんもご存知のとおりだいたい22〜24円程度ですが、そこに信用があるから1万円が1万円でいられるのです。

ですが、昔みたいに「自営業の両親の仕事を手伝った」など、親の労働とそれに対する対価の交換現場を間近で見ているのと見ていないのとでは、大きな差があると思います。

現代は、多くの人が本人以外に入ることのできないセキュリティで守られたオフィスのサラリーパーソンなので、お父さんやお母さんの仕事を見る機会はほとんどありません。企業の中には子ども参観日」なるものを設けて、両親が普段働く現場を子どもたちが見学するという取り組みをしているところもありますとても素晴らしいイベントだと思うのですが、なかなか開催は難しいようですね。

でも、一応行政はおカネ教育を頑張っている

子どもウケがいいかどうかは置いといて、小学校低学年から学べるサイトをつくったり、学校の授業におカネのことを取り入れたりと、日本も頑張っているようです。でも、学校の授業は中学3年生からで、1年間に学ぶ学習時間はなんと1〜5時間。

え、1年間で!?

という感じです。そこらのメガバンクの普通預金金利くらいの確率ですね。社会科で取り扱うのは理解できるんですが、他にも技術・家庭科でやるのだそう。懐かしいなあ技術・家庭。でもなんかピンとこない。

授業時間を見ただけででもいろいろ足りないと思うのだが、教師たちが特に足りていないと思う分野は「クレジット、ローン、証券など」、「年金制度」、「株式市場の役割」及び「保険の動き」ということ。確かに、仕組みが複雑でちょっと勉強しただけでは教えてあげられないことばかりだと同情します。しかも、上っ面な知識や用語の解説のみになってしまい、実際の生活で応用できそうなことが何もないと自信なさそうですね。

年金については昔の記事でちょこっと触れましたが、本当にちょっとだと思います。クレジットカードのことや、おカネに関するお得情報なんぞはできるだけこのサイトで取り上げていきたいと、改めて考えました。