年金は、結局のところ何歳からもらうとお得なのか

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昨日は東京でも雪が降り、交通機関は大迷走したそうですね。僕も実家は東京なので、ちょっとの雪で街の機能が一瞬にしてマヒすることはよく知っています。でも、雪の多い田舎に引っ越してきて3回目の冬を迎えた身としては、東京がマヒした様子を見て「甘いなぁ」と思ってしまいました。人間って本当に慣れる生き物なんですね。

今年はどこぞも雪が多いと思いますが、ここも例外ではありません

こっちでは軽自動車でもAWD(4WD)に乗るのがデフォルトで、タイヤをスタッドレスに変えた後のノーマルタイヤを預かるサービスや、タイヤ専用のロッカーを貸し出すビジネスも発達しています。とにかく、とんでもない大雪でもない限り、クルマがスリップして立ち往生するなんて姿は見ることがありません。

ひざ下まであるゴム長靴もズッポリ。30cm以上の深さがあります(写真・僕の足)

さておき、先日のニュースで年金に関することをやっていたので、そのことについて触れてみようと思います。簡単にいうと、「今、65歳からスタートする年金生活を遅らせると、もらえる額面が少し増えるよ」ということです。

以下の記事を産経新聞で見つけました。

政府が中長期的な指針となる「高齢社会対策大綱」の見直し案で、公的年金の受給開始時期について、70歳を超える選択肢も可能とする方針を打ち出した。

現行では年金の受給開始年齢は原則65歳とし、本人の希望で60~70歳の間で選択できる。高齢化の進行に対応し、より柔軟な形に転換させるねらいだ。

受給開始を遅らせれば、毎月の受給額は増える。70歳を超えて受給を開始する場合、さらに上積みを図る考えも示されている。

人生100年時代の長い老後を考えれば、「働けるうちは働き、将来の受給額を増やす」選択肢は現実的なものといえよう。

人生100年の時代に入ったようですが、手放しに幸せなことなのか??

ひと昔前は、50〜60歳も生きれば長生きだったはずなんですが、生きかた次第ではヒトの寿命は100年に迫るようです。ですが、もう長生きするだけの人生=幸せではないよと、実際に年配になった方がメディアで発信しているのをよく目にします。

最近ベストセラーになった本がありましたね。「90歳、何がめでたい」という題名のものです。また、僕らの年代だと、たぶん幼少の頃にアニメで「銀河鉄道999」を観ていた人も多いんじゃないかと思います。あの作品のテーマは機械の体(不老不死の象徴)をもらいにアンドロメダまで旅をする中で、「人生の中で、本当に不老不死って必要なんだろうか?」を考えることにありました。今、原作マンガを読み返している最中なので、読み終わりましたらそのうちレビューを書いてみます。

また、この前テレビで橋田壽賀子さんが「安楽死させてくれ」と言っていました。目的が尽きなければ長生きも楽しいのでしょうけど、ただ生き永らえているだけの人生ってどうなの? ということに対していろんな人たちが問題提起しています。

で、いったい何歳から年金をもらうのが得なのか?

それは「自分は何歳まで生きられるのか」ということに匹敵するくらいのテーマだと思うんですが、こんな感じになります。

上の図は、65歳からスタートする人と、70歳と75歳からもらうことにした人を比べてみたものです(厚生年金で月々15万円をもらうことを想定した場合です)。自分の健康に自信のある人ほどお得にできていますね。

これは、上記の記事にある「受給を遅らせると、毎月の受給額は増える」によるものです。毎月遅らせるごとに、0.7%ずつ増えていく計算になっているため、上のようなグラフになるのです。でもこれは、あくまで今の時点の計算。毎年、僕たちを取り巻く環境と法律は変化を繰り返していきますから、いつかこのグラフは変わるかもしれません。

僕はこれを見てどう考えたか

受給スタート時期を遅らせると額面が増える。これを見て僕は「買い物のポイント制度みたいだな…」と思いました。物をどんどん買ってもらうためにポイント(仮想通貨w)を貯めまくって、気がついたら期限切れ。そんなパターンを想像してしまいました。

だから僕は多分65歳からもらうことを選びますね。頑張って健康を維持し、年金とは別の収入源を確保する。このほうが「あと◯年たったら、ようやくもらえる…!」なんて変な心配をする必要がないからです。あと、「自分は90歳まで生きられるぞ」なんて自信もありませんからね。もらえるかどうかもわからん年金に頼らず、健康維持に投資するのが一番なんでは? と思うのです。