時速600キロを超えるというリニア中央新幹線が止まる駅は?

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工事が始まった途端にキナ臭いニュースが浮き出てきたリニア中央新幹線。いつの時代も談合談合談合ばっかですなぁ…。 あ、談合というのは「裏でゴニョゴニョ話し合い、不正に値段を決める」ということです。公共工事はだいたい競争入札で「安い値段を出した会社」に決まるシステムを採用していることが多いんですが、これを複数社仲のよい会社同士で決めてしまおうということです。

ここにも、「金持ちがさらに金を産み、真面目さんがバカを見る」構造があるのです。汚職天国は別に海外だけではありませんね。

まだ未定の場所も多いけど、駅はだいたいこんな感じか

リニアの話なのに、脱線してしまいました。これでは全然走り出せませんね。東京品川からとりあえず名古屋までの間は、4つの駅を想定しています。神奈川、山梨、長野、岐阜です。

神奈川県/相模原市・橋本駅付近

山梨県/甲府市・国母駅や小井川駅付近

長野県/飯田市・元善光寺駅付近

岐阜県/中津川市・美乃坂本駅付近

栄えている街を優先せず、スピード重視かつ各都市を直線距離で結んでいるため、上記のような「あれ? こんなところに?」というところを通るのです。でも、この界隈に駅ができるからといって、「よし! 栄えるから土地を買い占めよう!」と焦らないほうがいいです。

それは、これまでいくつもの新幹線の各駅停車で停まるような駅の周辺に経済効果を産めなかったか、見れば一目瞭然だからです。関東でいうと、熊谷や宇都宮みたいに在来線の駅にドッキングしている駅は勝ち組で、新横浜は例外だと思います。昔からある小山駅(栃木県)だって在来線ドッキング系なのに・・・だし、開通後結構経ってから作られた駅としては比較的新しい本庄早稲田駅(埼玉県)だって、駅が稼働してから何年後かにようやくスーパーやら商業施設やらが集まり始めた程度です。

これらのほとんどは、地元の政治がらみでその土地に駅を作らざるを得なかったのでしょうから、簡単に栄えるはずがありません。今回のリニア中央新幹線は「スピード優先」のルートで工事が進められるわけですから、悪意のある政治の介入の余地はそんなにないと思います。

ところで、こうやって地図を広げて駅予定地を線で結ぶと、本当にほぼ直線なんですね。しかも、駅はうまい具合に谷間か盆地。僕は、仕事の関係でむかし土木系のお客さんにこんな話を聞いたことがあります。

「昔はトンネルを掘る技術なんてそんなになかったから、道路や線路は山を嫌って迂回していたんだ。でも、最近の技術は目覚ましてくね。掘りたい場所を掘れるようになってきたから、行きたい場所には最短で進むことが可能になってきているんだ」ということ。

つまり、昔は山脈をよけて政治がらみの街に立ち寄っていたため、早いはずの新幹線はスピードを出し切れなかった(半分冗談です)。カーブのたびにスピードを落とす必要があったのだが、今回のリニア中央新幹線は東京から名古屋までほとんど直線なので最低でも時速500キロくらいは維持できる計算。だからめちゃくちゃ早いのです(まだ乗ったことはありませんが、ニュースの映像で観たことはあります)。

スピードもすごいけど、工法もすごいらしいですよ。特にトンネルを造る技術は!

時速500キロが生み出す、夢のような生活

品川ー名古屋の間が片道約40分なんだそうなので、単純に駅の数で割ると1駅約8分。でも各駅となれば、駅の前後で減速するので12〜16分くらいになるでしょうか。ということはいずれにしろ、1時間以内に大都市と大自然を行き来できるので、新幹線よりも「自然に囲まれながら、仕事の多い大都市で働く」ことも十分に可能になってきます。

昔は、「軽井沢の別荘から首都圏へ」なんてキャッチコピーもあったような気がします。でも軽井沢は地価が高すぎて、リゾートからの通勤なんて庶民はできません。

でも、これらの駅の周辺であれば、不動産はメチャクチャ安い! しかも、少し足を伸ばせば圧倒的な自然がすぐに味わえます。

甲府であれば、築10年以内の鉄筋物件で一ヶ月約6〜7万円くらいのものがゴロゴロあります。広さはいろいろありますが、50m²以上でだいたい2DK。

飯田市は、甲府のような条件で見てみたところ鉄筋物件があまりなかったのでアパート(木造)が中心となります。一ヶ月約5〜7万円くらいと、少し安いですね。

写真左は、甲府市から見た富士山で、右は飯田市の天竜峡です。澄んだ空気を全身に吸い込んでから首都圏で働くという働き方が、新しい形ではやってくるのではないかと思います。