席数倍増の一蘭を支える裏側で起きた、外国人労働者の逮捕劇

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今住んでいる町にはないので食べる機会は減りましたが、普遍的な美味しさが魅力の博多とんこつラーメン「一蘭」。その一蘭が今日摘発されてしまいました。働いていた外国人の従業員が登録されていなかったということだそうです。

たしかに、就労の未登録は犯罪の温床になりやすいので今回の件は残念でした。一蘭のブランドに傷が付いたのと、大切な働き手が一人減ってしまったという事実だけが残ってしまいましたね。

結構大掛かりな捕り物だったように思います

いつもこんなに大々的な家宅捜査しますっけ? 正直びっくりしました。

逮捕されてしまった外国人は通っていた学校を除籍されたことから、日本国内で働く資格を失ってしまったということでしたが、雇用側の一蘭はその外国人が働いていることを届けてなかったということ。「それとこれとは、話が違う」というやつです。

今や飲食業界は日本人だの外国人だのと言っていられません。手続きをすればよかったのに、隠すようなことをしていたのは、まるで昨日の東レや三菱マテリアル、神戸製鋼所みたいに流行っているのでしょうか。

ともあれ、写真や映像で見ただけではありますが、家宅捜査の様子は他の飲食店に対する「警告」のようにも見えました。

なぜ、飲食店は国籍問わず働いてもらうべきなのか

これは飲食店だけに限ったことではありません。日本国内の、どの企業にも当てはまるのですが、圧倒的に従業員(社員)という立場の人が足りていないのです。なぜ足りていないかは、それぞれ経済アナリストたちの見解がありますので大きなことは言えませんが、一つは日本人人口の減少、あるいはアベノミクスの産物(設備投資(従業員含む)の緩和)によるものが大きいのではないかと僕は考えています。

特に飲食店は、昨今の長時間労働や残業代未払いなどによるイメージの悪化、勤務時間のほとんどが立ち仕事など、労働条件のハードルは高いのです。誰もが労働のチャンスのある業界ではありますが、日本人には本当に人気がない。それが例え大人気の飲食店であっても、です。

それでも、おしゃれなカフェや奇抜なコンセプトのレストランくらいであれば、働きたいという人はいます。あとは、いきなりステーキですね。あのお店はステーキを焼くシェフを格段に増やすことに成功しています。なぜわかるかというと、ものすごい勢いで出店を伸ばしているからです。おかげで同社の株価はうなぎ登りでしたね。

話を戻しますが、このような理由から日本人が飲食店で働くことはなかなか難しいのです。

その中で、大手飲食店の全面禁煙化は朗報の一つだった

先日も触れましたが、大手のファミリーレストランやファストフードで完全禁煙化を実施していくことは、従業員確保というテーマにおいては朗報だったと考えています。なぜなら、厚生労働省の調査では8割が非喫煙者であるからです。なかには我慢している人もいるかもしれませんが、非喫煙者は1ミリも副流煙を吸いたくありません。だから、全面喫煙可という時代に逆行しているお店では、仮に働きたくても副流煙にさらされてまで働くのは嫌なのです。

ところで労働基準法には、雇用者は労働者の国籍を問うてはいけないとあります。差別につながるからです。でも、今回の事件のように、日本という国は外国人労働者を拒絶しているようにも見えます。これは僕が以前から矛盾に感じてきたことでした。

これから日本国民の人口が爆発的に増えるような政策は出ないと思います。その中で、移民などの人口増政策はどのようにしていくのでしょう。税金をしかり払ってくれるのなら、これも規制緩和していいように僕は思うんですがね。