ピョンチャン・オリンピックの開会式から想像してみた未来

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始まりましたね、冬季オリンピック。「施設検閲が間に合ってない」だの「政治的利用が強すぎる」だのと騒がれていますが、そんなことはどうでもいい。競技も楽しみですが、僕が毎回楽しみにしているのは『開会式』なんです。なぜかというと、その時代を先取りしたテクノロジーをガンガンに詰め込んだものを披露するから。今回もすごかったですね!

最近のオリンピックは特にそうなんでしょうけど、「その国の伝統芸能」と「最新のアートテクノロジー」をミックスしたのが開会式なんだと僕は思っています。開催国の国力を披露する場所なんでしょう。何百個ものLEDの光量を遠隔で一斉に操作したり、広い空間にドローンで描画したり(この時はたしか、スノーボーダーを描き出していました)。

ミュージシャンを囲んでいる人が持っているLEDの明るさは、5Gによって制御されているんだって

何十~何百個のドローンを一度に操作する映像は、クラシック音楽と合わせてドローンを動かすというものをドイツがどこかのYoutubeを見たことがあります。アイデアはパクリかもしれませんが、これを実現するには技術もトレーニングも揃ってないとできないと思いますから、最新のアートテクノロジーと言っていいでしょうね。

オリンピックのシンボルである五輪は、無数のドローンの光によって作られました

多くのものを一斉に、間違いなく操作する技術

これもインターネット技術が使われているんだと思いますが、開会式の解説者はしきりに「5Gです」「5Gを積極的に使った技術です」などと言っていました。ケータイやスマホを買ったり使ったり、海外旅行先でプリペイドSIMカードを買う時に出てくるアレです(スマホとかは、4G、3G、2Gですね)。

このGというやつは、ジェネレーションのGで「世代」という意味。今の日本では4Gが主流だが、海外で買えるSIMカードの中には3Gが主流だったり、いまだに2Gを買わされたりすることもあります。じゃあ1Gってどんな時代のどんなものだったのか?

それはみんなもよく知っている「しもしも~」の芸人が持っている肩掛けケータイ電話(ショルダーホン)とバブルの時代(1980年後半)です。もともとクルマに備えつける電話からモバイルは始まっていると言われていますが、最初はアナログ方式の通信システム。その次に出たのがデジタル式の携帯電話だったのです。PHSやポケベルが出たのも同じ時期ですね。懐かしい~~!

3Gはi-modeが出たあたりでしょうか。ガラケーのサイトやアプリなんかも流行りましたね。で、この流れをぶっ壊したのがiPhoneなんじゃないかと思います。今の4Gは、スマホでなんでもダウンロードできて、動画を楽しみ、広告なんかも動画にシフトチェンジしている感じを指しています。

じゃあ5Gは一体どんな世界なのか

実際にその世界になってみないとなんとも言えませんが、「2時間くらいの映画データが、わずか数十秒でダウンロードできる」とか「クルマの自動運転技術が加速する」などと言われていますが、ネットのスピードが速くて、一気にいろんな端末に使えて、セキュリティの面でも信頼があると言われれば納得です。

他にもいろんな業界が大きな変化を迎えられるでしょう。たとえば農業。この前テレビか何かで見ましたが、GPSを使ってトラクターが無駄のない動きで田畑を耕していました。また、実用できるかどうかわからんですけど、ドローンによる無人物流もそうです。この前ブログに書いた無人コンビニも、さらに精度を高めることができるでしょう。ITが遅れまくっていると言われている医療の分野でも5Gが有機的に働けば、僕たちの健康に関することもググッと向上するかもしれません。

そして自動運転の実験結果が更新されていく

オリンピック開催地の韓国では、つい最近自動運転技術の最新版とやらを公開しました。街中に設置された監視カメラからの通信や、クルマ同士が位置情報をやり取りすることによって、自分たち(クルマたち)がスクールゾーンに進入してきたことを把握し、自動的に速度を落として走行したんですって。

このように、微妙なさじ加減を必要とする自動運転には、正確な道路情報や信号の位置なんかをセンチメートル単位で知っておかないといけないらしいのですが、5Gであれば大容量を高速で通信することができるということです。それを韓国技術が実証したのです。運転恐怖症の僕は、この技術がいち早く世界中の消費者に浸透してくれることを切に願っています。